“好走馬を見抜く3つの条件”を解説
今回の記事は、好走条件が3つも揃っていたにもかかわらず、人気薄だった馬を例に挙げ、“好走馬を見抜く3つの条件”を解説していきます。
今回取り上げるのは、先行力が魅力の“クリノプレミアム”です。(^_^)v
1つでも好走条件が当てはまるようであれば、狙う価値がありますので、今後の馬券購入の参考にしていただければと思います。
きっと、効果を感じるはずです。(^.^)
“臨戦過程”と“昇級戦”
前々走
東京10R 由比ヶ浜特別 3歳上2勝クラス 芝1400m ハンデ 2021年6月5日 ☁ -良-
1着 8枠14番 アビックチア 2番人気
①①-① 逃げ 1分20秒1(上り:33秒6)
2着 8枠13番 カイトゲニー 4番人気
➁➁-➁ 先行 1分20秒6(上り:34秒0)
3着 4枠6番 クリノプレミアム 7番人気
⑤⑤-③ 差し 1分20秒8(上り:33秒9)
先行力を活かしての粘り込み♬
前走
福島10R 松島特別 3歳上2勝クラス 芝1800m 牝 定量 2021年7月3日 ☁ -良-
1着 6枠9番 クリノプレミアム 3番人気
⑥⑥⑤➁-① 先行 1分47秒4(上り:35秒7)
2着 6枠8番 クールウォーター 2番人気
⑥⑥⑦⑥-➁ 差し 1分47秒9(上り:35秒9)
3着 8枠12番 ミアマンテ 11番人気
⑪⑪⑩⑨-③ 追込 1分48秒3(上り:35秒9)
400mの距離延長でコンマ5秒差の圧勝!?
- コンマ5秒差の圧勝であれば、昇級即通用の可能性あり。
- 逃げ・先行馬にとって、1800m戦から200mの距離短縮は大きなアドバンテージ。
- 400mの距離延長で圧勝していることから、本格化顕著。
昇級戦
新潟10R 長岡S 3歳上3勝クラス 芝1600m 定量 2021年8月28日 ☁ -良-
1着 6枠11番 クリノプレミアム 5番人気
①①-① 逃げ 1分33秒9(上り:35秒0)
2着 3枠5番 エアファンディタ 2番人気
⑨⑨-➁ 差し 1分34秒0(上り:34秒4)
3着 6枠12番 ロードシャムロック 1番人気
⑦⑥-③ 差し 1分34秒0(上り:34秒6)
距離短縮で逃げ切り勝ち!!
💴単勝:1,130円、複勝:300円
好走要因
好走条件①
コンマ5秒差で圧勝
非常にザックリとした内容になりますが、1勝クラスから3勝クラスの勝ち時計は、クラスが上がるごとに、おおよそコンマ5秒早くなります。(芝・ダートとも)
レースのレベルが極端に低いとか、馬場レベルが大きく異なるといったことがなければ、コンマ5秒差の圧勝をもって、昇級即通用の仮説が成り立ちます。
競馬新聞の馬柱に記載されている着差に気づくことができれば、チャンス到来です。
未勝利戦では、レースのレベルが極端に低いことがあったり、2000m超のレースでは、道中のペースが緩むなどして、着差の比較が意味を成さないこともあります。
よって、サンプル数が多い、1200mから2000mまでの1勝クラスから3勝クラスの着差の比較をおすすめします。
好走条件➁
逃げ・先行馬の距離短縮
逃げ・先行馬を狙っている時に、惜しくもゴール前で差され、“もう少し粘れたらなぁ…↓”(+o+)と感じたことがあると思います。
このような逃げ・先行馬が距離短縮で出走すれば、スタミナに余裕が生まれ、馬券圏内に残る可能性が高くなります。
昇級戦も同様で、相手が強くなったとしても、距離短縮のアドバンテージを活かして互角に戦えることもあり得ます。
“スタミナに余裕が生まれる”=“レースの選択肢が広がる”ということです。
スタミナに余裕があれば、逃げ・先行、差しのどちらを選択したとしても好走に期待が持てます。
レースの展開に応じて戦法を変えることができれば、大きなアドバンテージになります。
スタミナは、競い合う際の“強さ”の源ですので、スタミナがあれば、逃げ・先行馬は粘りが増し、差し馬は末脚が鋭くなります。
“距離短縮馬”に注目するメソッドの中でも、特に、逃げ・先行馬の距離短縮が“激アツ”です。
好走条件③
本格化の兆し
ゲームやスポーツなど、何かを始めたばかりの頃は、なかなかコツをつかめず、すぐには上達できないものです。
そのような状況でも、コツコツと努力をすることで、ある日突然、飛躍的に技術が伸びる瞬間がおとずれます。
誰しも一度はそのような経験をしたことがあるのではないでしょうか。
競争馬も同様で、ある日突然、“本格化の兆し”をみせることがあります。
地味な活躍であっても、大きな飛躍と感じたなら、穴馬券的中のチャンスになります。
一度結果を残すと、次走以降は人気になるので、この瞬間を逃がしてはいけません。
多くの競馬ファンが気づいていない活躍であれば、次走も人気薄の可能性が高いので、狙ってみる価値ありです。
2勝クラスの東京芝1400m戦“由比ヶ浜特別”では、当ブログの注目馬として挙げ、7番人気3着で好走したのですが、ゴール前では明らかに余力が残っていない状態で、しかも、勝ち馬とは、コンマ7秒差もありました。
逃げ・先行馬の同馬にとっては、距離延長が向くようには思えず、注目はしていなかったのですが、次走の福島芝1800m戦“松島特別”では、まさかの圧勝。
逃げ・先行馬は、レースの前半にスタミナを消耗するので、距離が延びるほど、苦戦する傾向にありますが、400mの距離延長を克服しただけでなく、コンマ5秒差で圧勝したことにより、馬が本格化していることは明らかでした。
このような“本格化の兆し”に気づけるか否かが穴馬券的中の鍵になります。
🌟まとめ🌟
- 好走条件が1つでもあれば、狙ってみる価値あり。
- 好走条件は多ければ多いほど、期待値が高まる。
- 多くの競馬ファンが気づいていない、“本格化の兆し”に気づけるか否かが、穴馬券的中の鍵。
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