記事の前提
“芝”1200~2000m想定の独自見解です。
結論
レース傾向と馬場レベルを見極め、その状況に合った脚質の有力馬がオススメです。
漠然とした結論になりますが、レースは様々な要因によって勝敗が決まりますので、どうしてもこのような表現になります。
解説は、以下のとおりです。
定義
前残り
逃げ・先行馬が上位を独占するようなレース
前崩れ
差し・追込み馬が上位を独占するようなレース
発生要因
前残り
概して、スローペースで発生しやすい
- 逃げ・先行馬がセーフティーリードを取り、後続馬が末脚を駆使するも、間に合わないケース
- 後続馬に持続力のある末脚を持っている馬が不在
- 単純に逃げ・先行馬の方が実力が上回っているケース
- 勝ち馬の走破時計が早く、差し・追込みが不発に終わるようなケース(前が止まらない高速馬場)
- 出走馬全馬に負担がかかるような道悪で、結果的に前に行った、逃げ・先行馬が残るケース
前崩れ
概して、ハイペースで発生しやすい
- 逃げ・先行馬のスタミナ不足(ハイペース志向の逃げ・先行馬の不在)
- 逃げ・先行馬が多く出走するレース(先行争いの激化)
- 差し・追込み馬有利の馬場
予想のプロセス
当日のレース傾向の見極め(脚質の有利不利)
当日の馬場レベルによって、脚質の有利不利がありますので、有利な脚質を見極めることがポイントです。
●逃げ・先行馬の活躍が目立つ場合(前残りの傾向)
①距離適性があり、ハイペースやミドルペースでも好走したことのある、逃げ・先行馬を狙う。
➁①の中でも、ハイペースで好走した方をより有力視する。
ハイペース志向の逃げ・先行馬は強い!!
●差し・追込み馬の活躍が目立つ場合(前崩れの傾向)
①直線が長いコースでは、距離適性があり、上がり3ハロンが好タイムの差し・追込み馬を狙う。
➁直線が短いコースでは、早めの追い出しに対して瞬時に反応できるような加速が早い馬を狙う。
勝ち馬の走破時計のチェック(走破時計のチェック=馬場レベルのチェック)
走破時計が早い高速馬場では、持ち時計のある馬が好走しますが、時計がかかる馬場では、持ち時計は意味を成さず、混戦になります。
よって、勝ち馬の走破時計をチェックすることで、馬場レベルの把握に努めることがポイントになります。
勝ち馬の走破時計が早い場合(高速馬場)は、持ち時計のある馬を有力視する。
好時計で好走実績のある馬が狙い目!!
勝ち馬の走破時計が遅い場合(時計がかかっている馬場)は、その状況で好走したことのある馬を有力視する。
展開予想
出走馬の脚質から、道中のペースを予想し、勝ち馬を見極める方法もあります。
●逃げ・先行馬が多いレース
先行争いの激化が予想されるため、概して差し・追込み馬が有利。
●差し・追込み馬が多いレース
スローペースになれば、概して逃げ・先行馬が有利。
●逃げ・先行馬が見当たらないレース
スローペースの瞬発力勝負になりやすいため、概して末脚の決め手に優れた馬が有利。
出走馬の脚質から展開予想をする場合、想定どおりのペースにならないこともありますので、実際に起こっている現象、つまり、レース傾向(脚質の有利不利)や馬場レベル(走破時計のチェック)をもとに予想する方が、より信頼に値します。
想定どおりの展開じゃない・・・↓
●勝ち馬を見極める3つのポイント
- レース傾向・・・・・・・・・前残りの場合は逃げ・先行馬、前崩れの場合は差し・追込み馬を有力視
- 馬場レベル・・・・・・・・・走破時計が早い場合は持ち時計のある馬、遅い場合はパワータイプを有力視
- 出走馬の脚質と展開予想・・・出走馬の脚質どおりのレース展開とはならない場合あり
●信頼度
レース傾向・馬場レベル > 出走馬の脚質と展開予想
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