🌟まとめ🌟
これまでに多くの馬券を購入し、多くの失敗を重ねてきました。
その失敗から学んだ教訓を活かし、2019年に中央競馬で年間プラス収支を達成することができました。
残念ながら、2020年はプラス収支とはなりませんでしたが、これまでに蓄積してきた、“メソッド”は決してムダにはなりません。
少しの“運”が向けば、再び年間プラス収支が達成できるものと考えています。
今回の記事は、年間プラス収支を達成するために実践してきたことの“まとめ”です。
すべて、今後の馬券ライフに役立つものと確信しています。(たぶん…役立つ…💦)
心構えとしての“マインド編”、実践としての“テクニック編”の2部構成になっています。
おおむね芝・ダート共通の内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでください。(^^)v
“マインド編”
年間プラス収支を達成できたのは、3つの“気づき”から得た“意識改革”に他なりません。
この3つを強く意識したことにより、収支改善に成功しました。
本編の内容が、この後に続く、“テクニック編”の根本にありますので、読み飛ばさないようにしてください。m(__)m
①競馬は人気どおりには決着しない
“競馬に絶対はない”…
競馬ファンであれば、誰でも一度は耳にしたことのある名格言です。
この格言は、絶対に馬券に絡むと思った、“人気馬”が凡走する、もしくは、絶対に馬券に絡まないと思った、“人気薄”が好走するということを表しています。
つまり、“競馬に絶対はない=穴馬の激走が付き物”ということです。
過去の経験を思い出していただきたいのですが、堅いと思ったレースが波乱の決着であったり、波乱と思ったレースが堅い決着であったりしたと思います。
このように、競馬の予想は難しいものなのです。(+_+)
ですので、心構えとしては、“競馬は人気どおりには決着しない”と考える方が賢明といえます。
堅い決着のレースであっても、高確率で的中することができれば、年間プラス収支を達成できると思います。
ですが、人間が馬券購入をする限りにおいては、非現実的ではないでしょうか。
競馬は、馬券売り上げの25%が胴元の取り分、残りの75%が馬券の的中者に配分される仕組みとなっています。
好ましくない表現になりますが、配当金は他の競馬ファンとの“奪い合い”です。
胴元の取り分が25%もあるので、他の競馬ファンが思いつかないような、“逆張り”をしないと勝てません。
競馬でいうところの“逆張り”は、“穴狙い”になります。
“穴狙い”に徹しない限り、年間プラス収支は夢に終わるでしょう。
堅い決着を想定した馬券ばかりを購入すると、“的中してくれないと困る”というような不安な精神状態になったり、馬券の購入額が増えたりします。
一方、“穴狙い”の場合は、費用対効果が大きいため、少額でも“ワクワク”した気持ちでレースを観戦することができます。
しかも、的中の期待値がそれほど大きくないので、精神的にも“楽”です。
“競馬は人気どおりには決着しない”=“穴狙い”一択ではないでしょうか。
➁着順にこだわる傾向
前走が馬券圏内に残った馬は、たとえ展開が向いただけであっても、人気になる傾向にあります。
一方、展開が向かず、力を発揮できなかった、“着外の好走馬”は人気薄になりがちです。
馬券圏内に残った馬よりも、“着外の好走馬”の方が力上位という場合も珍しいことではありません。
競馬では、出遅れや道中の不利などで大きく着順が入れ替わるからです。
それにもかかわらず、前走の着順が上位だった馬が過大評価されます。
3着と4着がタイム差なし…4着の馬が力上位の場合も…
つまり、多くの競馬ファンは、“着順にこだわる傾向にある”ということです。
この傾向を逆手に取り、高配当の馬券を狙うことが、正しいスタンスになります。
“着外の好走馬”に注目!!
③距離適性の概念が希薄
連勝すれば、競争相手が強くなるので、どこかで頭打ちになります。
そのような現状を打開する場合、ほとんどは距離短縮に活路を見出します。
なぜなら、距離短縮によって、馬の負担が減り、好走する可能性が高まるからです。
逃げ・先行馬は、レースの前半にスタミナを使い、逃げ切りをはかりますが、この脚質の場合、距離延長は向きません。
前半にスタミナを使うわけですから、距離延長に耐えられるようなスタミナが残っていない可能性が高いからです。
それにもかかわらず、距離延長の逃げ・先行馬が人気になっていたり、距離短縮の逃げ・先行馬が人気薄になっていることがあります。
これらのことから、多くの競馬ファンは、“距離適性の概念が希薄”といえます。
競馬のTV番組やラジオの解説を聞いていると、“コース適性”に関するコメントは耳にするものの、“距離適性”に関するものは、ほとんど聞いたことがありせん。
出走する距離を全力で走破するだけのスタミナがあってこその“コース適性”です。
“距離適性”がなければ、スタミナ不足により、“コース適性”を発揮することなく、凡走するのではないでしょうか。
“コース適性”を発揮することなく…凡走…💦
それくらい、“距離適性”は超重要なのですが、なぜかあまり注目されていません。
だからこそ、“距離適性”に注目することが、大きなアドバンテージになるのです。
競馬本やネット上で距離短縮が有利になるという記述を多く見かけますが、有利であるはずの馬が、人気薄であることも珍しくありません。
距離短縮に注目するメソッドは、古典的ですが、今でも有効です。
距離適性に注目することが効果的であることに気づいてからは、距離適性を意識するようにしてきました。
馬がゴールする際、スタミナを過不足なく使い切ることができれば、スタミナに余裕がなくても良いのかも知れませんが、実際のレースでは、出遅れや道中の不利など、想定外の距離ロスが付き物です。
距離ロスが発生すれば、スタミナ切れを起こし、凡走する可能性が高くなります。
よって、出走するレースよりも長い距離の好走馬が有利なのです。
いいかえれば、距離短縮の馬が有利ということです。
スタミナに余裕を持ってゴールできる距離こそが、“真”の“距離適性”と考えています。
このように、距離の概念が非常に重要になりますので、常に意識することをおすすめします。
“スタミナ”こそが、強さの“源”
“テクニック編”
本編では、“マインド編”の考え方をもとに、実践的なテクニックを紹介します。
目新しいものはないかも知れませんが、すべて重要なことばかりですので、ぜひ理解するようにしてください。(^^)/
走破時計(全体時計)
走破時計が早い場合
レース当日、走破時計が早い傾向にある場合は、持ち時計のある馬が有利です。
競馬新聞の馬柱上段に、当該距離の持ち時計と着順が掲載されていますが、持ち時計があっても、馬券圏内に残っていなければ、意味がありません。
逃げ・先行馬が有利な馬場であれば、“前残り”を警戒する必要があります。
走破時計が早い傾向にある場合は、好時計で好走実績のある馬が有力
走破時計が遅い場合
一方、遅い傾向にある場合は、持ち時計がない馬も含め、多くの馬にチャンスがあります。
時計がかかるレースでのみ好走する、“パワータイプ”にもチャンスがあるということです。
差し・追込み馬が有利な馬場であれば、“前崩れ”を警戒する必要があります。
走破時計が遅い傾向にある場合は、多くの馬にチャンスがあり、混戦
上り3ハロンの時計
上り3ハロンとは、ゴール手前600mのことをいいます。
一般的には、33秒台の時計があれば、早いといわれていますが、走破時計が早い馬場(高速馬場)においては、32秒台が計時される場合もあります。
高速馬場では、“33秒台”でも遅いのか…
早い馬
上り3ハロンの時計が早い馬は、直線が長いコースで真価を発揮します。
スローペースの瞬発力勝負になれば、なお有利
鋭い末脚で勝負!!
遅い馬
上り3ハロンの時計が遅い馬は、スローペースの瞬発力勝負になると不利ですが、走破時計(全体時計)が良ければ、直線が短い小回りコースで好走する可能性があります。
機動力と立ち回りの上手さを活かし、小回りコースで真価を発揮
粘り強さで勝負!!
展開
逃げ・先行馬が多数出走するようなレース
ハイペース志向の逃げ・先行馬が不在であれば、差し・追込み馬が有利です。
出走馬の脚質どおりの展開にはならない場合もありますが、逃げ・先行馬が多数出走するレースでは、先行争いが激化する可能性が高いので、前に行った馬はスタミナ切れになる可能性が高いといえます。
“前崩れ”に警戒
差し・追込み馬が多数出走するレース
スローペースになれば、逃げ・先行馬が有利です。
ただし、逃げ・先行馬が力不足であれば、瞬発力勝負になりやすいため、上り3ハロンの時計に優れた、差し・追込み馬が有利になります。
“前残り”に警戒
馬場レベル
良・稍重・重・不良の4段階あり、馬場の状態が良いほど、時計が早くなる傾向にあります。
時計が早い馬場(高速馬場)では、持ち時計のある馬が好走し、持ち時計のない馬は凡走します。
時計が早い馬場では、“前残り”の発生を警戒する必要があります。
良馬場でも時計がかかる場合もあるため、馬場レベルによる脚質の有利不利は、レース当日の傾向観察が必須です。
時計は敬遠されがち…だからこそ注目する価値あり!!
逆に、ダートの場合は、馬場の状態が良いほど、時計が遅くなる傾向
条件好転
勝ち馬からコンマ5秒差以内の惜敗であれば、条件が好転することで逆転が可能になります。
“コンマ5秒差以内”がポイント!!
コンマ5秒差(約3馬身差)と聞くと、ビジュアル的には大きく離されているように感じると思いますが、出遅れや道中の不利などを考慮すれば、それほどの差はありません。
当然のことながら、着差は少なければ少ないほど、勝ち馬との差は僅かということになります。
勝ち馬からコンマ5秒差以内で惜敗した、“着外の好走馬”に着目するだけでも、十分に価値はあるのですが、条件が好転する要素が加われば、より信頼に値します。
“鬼に金棒”!!
条件が好転する要素は、いろいろとありますが、代表的なものとして、3つ挙げます。
距離短縮
惜敗したレースから距離が短くなれば、スタミナに余裕が生まれ、逃げ・先行馬は逃げ粘り、差し馬は末脚が鋭くなる可能性が高くなります。
即効性のある、最もおすすめしたい条件好転です。
特に、逃げ・先行馬の距離短縮が“激アツ”です。
“距離短縮”は即効性あり!!
距離延長
末脚自慢の馬が脚を余して惜敗した場合、距離延長により好走することがあります。
上り3ハロンの時計が早く、ゴール寸前でとらえきれなかった場合に距離延長が有効になります。
ただ、末脚が炸裂するか否かは、その時の状況次第というところがあり、“距離短縮”に比べると、期待値は下がります。
上り3ハロンの瞬発力勝負が苦手な馬の場合、距離延長が向くことはほどんどありません。
コース変わり
馬のキャラクターによって、コースの得意不得意があります。
苦手なコースで惜敗した馬が、得意なコースに出走する場合、巻き返しに期待が持てます。
□小回りコース→直線が長いコース
スローペースの瞬発力勝負が得意な馬(上り3ハロンの時計が早い)は、直線が長いコースで真価を発揮する傾向にあります。
このような馬は、小回りコースから直線が長いコースに変わることでパフォーマンスを上げます。
ダートについては、東京コースを除き、差しが決まりにくい傾向にあるので、注意
□直線が長いコース→小回りコース
機動力があり、瞬発力勝負が苦手な馬は、直線が短い小回りコースで真価を発揮する傾向にあります。
このような馬は、直線が長いコースから小回りコースに変わることでパフォーマンスを上げます。
- 小回りコース・・・・・福島、小倉、中山、函館、札幌(札幌は便宜上、小回りに分類)
- 直線が長いコース・・・東京、京都(改装中)、新潟、阪神、中京(千直、内回りは除く)
“急坂”の有無
急坂が苦手な馬は、ゴール前の急坂で失速する傾向にあります。
急坂が原因で惜敗した馬は、平坦コースに変わることで好走に期待が持てます。
- 急坂ありのコース・・・中山、阪神、中京(これらのコースで成績が芳しくない場合、急坂が苦手の可能性あり)
右回り⇄左回り
競馬新聞の馬柱下段に、右回り、左回りそれぞれの成績が掲載されています。
良績がどちらかに偏っている場合、苦手とする条件での出走時は注意が必要です。
条件変わり
初条件で人気薄が好走した場合、フロック視しがちですが、それは誤りです。
初芝、初ダートで好走した馬は、その条件が合っている可能性が“大”ですので、人気薄で穴を開けた次走が狙い目になります。
条件変わりで好走した馬は、その後も好走を続ける傾向にあります。
しかし、なぜか人気にはなりません。
人気になったとしても、2~5番人気くらいでしょうか。
このような馬を軸にすると、高配当を得る可能性が高まりますので、おすすめです。
人気馬が信頼できない場合は、軸馬として絶好の狙い目になります。
本格化の見極め
好調を維持し、連勝している場合や過去に苦手とした条件で好走した場合は、本格化の可能性があります。
本格化とは、“覚醒”した状態のことです。
パチンコでいうところの、“確変”のようなものです。(大当たりが出やすい状態)
本格化の兆しに気づくことができれば、配当妙味のあるタイミングで狙うことができます。
連勝している場合でも、競争相手が強くなれば、相手関係で人気薄になることがあります。
ある程度たくさんのレースを観なければ、本格化の兆しに気づくことはできません。
よって、即効性はないのですが、多くの競馬ファンが気づいていなければ、高配当を得ることができます。
初ブリンカー
ブリンカーという馬具を装着することにより、馬の集中力が高まるといわれています。
馬は、肉食動物に捕食される側であるため、視界が広く、警戒心の強い動物です。
この視界を狭めることで、レースへの集中力が高まり、好走する場合があります。
初ブリンカーの馬は、馬柱を見れば、一目瞭然です。
四角の黒塗りに白抜きで“BL”と記載されていれば、その馬が該当馬です。
競馬新聞に、“以前よりも行きっぷりが良くなった”など、陣営の前向きなコメントが記載されていれば、チャンス到来です。
なお、四角の囲みに“BL”と記載されている場合は、初めてのブリンカー着用ではありませんので、お間違いなく。( ..)φメモメモ
馬が激変するならば、“初ブリンカー”です。
調教
主観になりますが、“好調教”の馬は、好走する確率が高いように思います。
調子が良いのですから、当然のことかも知れません。
各競馬新聞には、どの馬が好調教であるかが、10段階で数値化されています。
10に近い数字ほど、好調教であることを表していますが、おおむね各紙似通った評価です。
“好調教”の馬の中には、近走が冴えない人気薄が含まれている場合もあります。
時には、そのような穴馬が激走することもありますので、軽視はできません。
予想方法が確立できていない場合は、“好調教”の馬を意識してみてはいかがでしょうか。
コメント