馬券の的中率を上げるための基本的な考え方
多くの競馬ファンが目指しているのは、プラス収支ではないでしょうか?
プラス収支を実現するためには、馬券が的中しないことには始まりません。
競馬は、“不確定要素”が多いため、堅い決着であろうとなかろうと、馬券はなかなか的中しません。
よって、馬券に絡む好走馬を見抜くには、不確定要素の排除が不可欠になります。
今回の記事は、馬券の的中率を上げるための基本的な考え方について、述べていきます。
芝、ダート共通の有益な情報ですので、ぜひ最後まで読んでください。(*^-^*)
“競馬予想”が難しい理由
“不確定要素”が多いため。
た…確かに…💦
“不確定要素”とは!?
競馬は、“不確定要素”だらけですが、その中でも代表的なものを4つ挙げます。
①騎手
騎手にロマンを求めることを否定しているわけではありません。
応援したい騎手が1人くらいはいた方が、楽しくレース観戦ができると思いますし、感情移入により、感動も倍増します。
ただ、競馬予想においては、あまり役に立つ存在ではないでしょう。
好騎乗によって、馬券に絡むこともありますが、基本的には、レース結果に影響を及ぼすことは稀です。
野球に例えると、“野手と野手のど真ん中に飛んだ鋭い打球を毎回キャッチできますか!?”という話です。
リーディングトップの騎手であっても、たまにスーパープレイが飛び出す程度ですので、騎手によって馬券が的中しやすくなるということは、ほぼありません。
唯一の例外として、長距離戦が挙げられます。
長距離戦の場合、どこでスパートをかけるかが重要になるので、騎手の技量もレース結果に影響します。
ただ、この点についても、思い描いたとおりのレース展開になるとは限らず、確定要素とはいえません。
➁ゲート
出遅れによって、致命的な不利を負うことは珍しくありません。
長距離戦であれば、出遅れてもあまり影響はないのかもしれませんが、それでもゲートは互角に出たいところです。
短距離戦の出遅れは致命的、長距離戦でも何らかの影響は受けますので、出遅れ癖のある馬は割引です。
ゲートが上手な馬であっても、出遅れはありますので、ゲートも不確定要素といえます。
③2100m以上のレース
2000m以下のレースであれば、芝、ダートを問わず、出走馬の脚質や持ち時計によって、どの馬が有利になるか、ある程度の予想が可能ですが、2100m以上のレースになると、騎手の駆け引きが発生し、展開が読みづらくなります。
騎手の腕の見せ所という見方もできますが、その一方で、予想を難しくしているともいえます。
展開や持ち時計で予想がしやすいのは、2000m以下であり、距離が短くなるほど考慮すべき要素が少なくなるので、不確定要素は減ります。
④差し・追込馬の末脚
かつての名馬、“ディープインパクト”のような末脚不発の馬であれば、予想がしやすいのですが、末脚が発揮されるか否かは、その時の状況次第というところがあります。
逃げ・先行馬はゲートの出が早く、前に行こうとするため、勝ち負けは別として、予想どおりの走りをすることが多いのですが、差し・追込馬については、道中でスタミナ切れを起こしたり、進路が確保できなかったりして、末脚不発ということも珍しくありません。
よほどの圧倒的な末脚がなければ、レース展開に左右されるため、全幅の信頼を置くことはできません。
“不確定要素”の排除
馬券が的中しない理由は、“不確定要素”が多いことによるものですので、競馬予想の段階では、できるだけ不確定要素を排除し、的中率の向上を目指すべきです。
不確定要素を排除すると、自ずと狙うべき条件が浮かび上がってきます。
“極論”にはなりますが、以下の条件が最も予想がしやすく、的中率の向上も見込めるものと考えています。
狙うべき条件
短距離戦に出走する、“ハイペース志向”の逃げ・先行馬がおすすめ。
“スピード”と“スタミナ”を兼備♬
短距離戦(1200m~1400mのイメージ)
短距離戦では、騎手の技量が介在する要素が極めて少ないため、馬の資質で勝敗が決まります。
馬場レベルによって、走破時計にバラつきはあるものの、極端に中盤が緩むような流れにはならないため、走破時計の比較が可能です。
また、比較対象となるレースが多く、走破時計による優劣の判断もできるので、予想がしやすくなります。
長距離戦になると、騎手の駆け引きによって、極端に中盤の流れが緩むようなこともあるので、たとえ同じような馬場レベルであっても、走破時計の比較が無意味なものになりがちです。
脚質
“ハイペース志向”の逃げ・先行馬がおすすめです。
逃げ・先行馬は、出遅れが少なく、有利な位置どりでレースを進めることがほとんどですので、勝ち負けは別として、逃げたり、先行したりすることは、ある程度、確定要素といえます。
逃げ・先行馬が凡走する典型例は、ゴール前で失速して後続馬の強襲に遭うパターンですが、“ハイペース志向”の逃げ・先行馬であれば、自らがつくり出したハイペースを逃げ切るだけのスピードとスタミナを兼ね備えていますので、展開不問で好走します。
展開不問で好走することから、人気になっている場合ほとんどですが、似たような特性を持っているにもかかわらず、人気薄の場合もあります。
そのような馬は条件戦を含め、一定数存在していますので、見逃さないようにすることが重要です。
“芝”よりも“ダート”
逃げ・先行馬を狙う場合は、芝よりもダートの方が期待値は上がります。
ダートは、上りに上限があるため、差し・追込馬が鋭い末脚を発揮しても、差せそうで差せないことが多く、前に行った馬が有利になる傾向にあります。
芝の場合でも、開幕週にありがちな“前が止まらないような高速馬場”では、逃げ・先行馬が有利になります。
東京コースのダートは、例外的に“差し馬”が台頭。
距離短縮
逃げ・先行馬を狙う際の懸念点は、レース前半にスタミナを消耗することによる、ゴール前の失速です。
距離短縮での出走であれば、スタミナに余裕が生まれるため、失速するリスクの低減につながります。
逃げ・先行馬であれば、400m以上の極端な距離短縮であっても、追走に苦労することは稀です。
距離が短くなれば、ペースは早くなりますが、レース序盤でペースに戸惑うことはあっても、中盤では、有利な位置どりでレースを進めていることがほとんどです。
🌟まとめ🌟
- 短距離戦に出走する、“ハイペース志向”の逃げ・先行馬がおすすめ。
- 逃げ・先行馬を狙う場合は、“芝”よりも“ダート”の方が期待値は上がる。
- 距離短縮での出走であれば、なおよし。
コメント