【攻略法】中京芝1200ｍ戦で有利な脚質と傾向～大波乱の実例を紹介～

中京芝1200ｍ戦は唯一の例外

1200ｍ戦に対してどのような印象を持っていますか?

ほとんどの人が、“短距離だから前に行った馬が有利”と思うのではないでしょうか。

基本、正解です。

芝、ダートを問わず、前に行った馬が有利になりがちですが、唯一の例外として、中京芝1200ｍ戦が挙げられます。

バイアスを意識することが、大きなアドバンテージになりますので、ぜひ最後まで読んでください。

中京芝1200ｍ戦の特徴

G1“高松宮記念”の舞台でもある“中京芝1200ｍ戦”。

ゴール前の直線が412.5ｍと長く、しかも急坂が待ち構えているので、かなり前が有利な馬場状態でなければ、逃げ・先行馬が勝ち切るのは至難の業です。

中京芝1200ｍ戦を語るうえで外せないのが、直線の長さ。

ゴール前の直線が長いことから、差し馬が有利になりがちです。

【ポイント】差し馬が有利になりがち

中京芝1200ｍ戦で逃げ・先行馬が勝ち切る3つの条件

①急坂の適性

急坂を苦手とする馬もいるので、注意が必要です。

逃げ・先行馬はレースの前半にスタミナを消耗するので、ゴール前でいかに後続馬の強襲をしのげるかが勝利の鍵を握ります。

ただでさえスタミナが消耗しているのに、ゴール前の急坂で失速するようではお話になりません。

急坂コースで苦戦している逃げ・先行馬は特に危険

②ゴール前で一瞬の脚が使える

逃げ・先行馬でありがちな勝ちパターンは、レースの前半に後続馬を離し、ゴール前の強襲に遭いながらも僅差で逃げ切るというもの。

中京芝1200ｍ戦に関しては、このような戦法は通用しません。

レース前半に後続馬を離しながらも、ゴール前で一瞬の脚が使えるような逃げ・先行馬でないと好走は難しいでしょう。

③前が有利な馬場状態

中京芝1200ｍ戦が差し有利といっても、所詮は短距離。

前が有利な馬場状態であれば、ダッシュ力を活かして逃げ・先行馬が勝ち切る場合もあります。

ハッキリと断言できるのは、平坦コースよりもタフさが求められるということです。

クラスが上がるほど差し馬有利

短距離戦ということもあって、下級条件では逃げ・先行馬の好走も珍しくありませんが、クラスが上がるほど、中京芝1200ｍ戦は差し馬が有利なように思います。

単純にゴール前の直線が長いということもありますが、逃げ・先行馬が勝ち切るには、前述の3つの条件が必要とされるので、逃げ切りや先行押切りはかなりハードルが高いといえます。

（JRA公式HP）コース紹介：中京競馬場

差し馬有利の傾向にあることは、JRA公式HPにも同様の内容が掲載されていますので、ご覧ください。

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中京芝1200ｍ戦で発生した重馬場での大波乱

馬券購入を見送り、後悔したレースがあります。

2022年9月19日、不良馬場で行われた芝の1勝クラス。

逃げ・先行馬の2頭が人気を集めていましたが、2頭とも着外の可能性があると感じ、差し馬の2頭を軸とした3連複2頭軸総流しをするつもりでした。

人によって考え方はそれぞれですが、個人的には、単勝やワイドのオッズは10倍以上と決めています。

ワイドの延長線上にあるのが、3連複。

差し馬の2頭が、3番人気と4番人気ということもあり、8～9倍で10倍に届かないオッズでした。

結局、見送りの判断をしたのですが…

大きな配当を逃す、残念な結果に。

人気を集めていた逃げ・先行馬の2頭は馬群に沈み、着外でした。

馬場がしぶれば、すべての馬がスタミナを消耗し、結局前に行った馬が残るというケースもありますが、総じて差し馬有利の認識で間違いないと思います。

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中京芝1200ｍ戦の“まとめ”

短距離戦は、芝、ダートを問わず、前に行った馬が有利になりがちですが、中京芝1200ｍ戦の場合は違います。

このような特殊なバイアスを意識すれば、得られる結果は異なるはずです。

今日から意識してみましょう!!

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